事故が起こる原因

労働災害が発生する原因には、人的要因である「労働者の不安全行動」、物的要因である「機械や物の不安全状態」があります。さらに、間接原因である「安全衛生管理上の欠陥」も指摘されています。

「労働者の不安全行動」の具体的内容には、1.防護・安全装置を無効にする、2.安全措置の不履行、3.不安全な状態を放置、4.危険な状態を作る、5.機械・装置等の指定外の使用、6.運転中の機械・装置等の掃除、注油、修理、点検等、7.保護具、服装の欠陥、8.危険場所への接近、9.その他の不安全な行為、10.運転の失敗(乗物)、11.誤った動作、12.その他、があげられています。

「機械や物の不安全状態」の具体的内容には、1.物自体の欠陥、2.防護措置・安全装置の欠陥、3.物の置き方、作業場所の欠陥、4.保護具・服装等の欠陥、5.作業環境の欠陥、6.部外的・自然的不安全な状態、7.作業方法の欠陥、8.その他、があげられています。

安全衛生管理とは、事故の原因である人的要因と物的要因を排除し、事故の発生を防ぐ活動であり、安全衛生上不可欠なものです。

事故はこれら3つの要素のうちのいずれかのみで、あるいは複合して発生します。最も多い原因が人的原因です。

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