農作業事故の内訳

農作業で起こる事故には、農業機械作業に係る事故、農業用施設作業に係る事故、機械・施設以外の作業に係る事故があります。

農業機械作業における事故の中で一番件数が多い事故が、乗用型トラクターによるものです。これに次いで、歩行用トラクターによる事故、農用運搬車による事故が続きます。

乗用型トラクターによる事故は、機械の転落・転倒によるもの、道路上での自動車との衝突が多く、また、機械からの転倒も事故原因となっている。トラクターの安全対策は個人で行うには限界があることから、地域ぐるみで行う必要がある。

農業用施設作業に係る事故には、ビニールハウスなどの屋根からの転落、落下物による事故、ガス中毒などがあります。高所作業では命綱をつけるなどの対応が必要です。

機械・施設以外の作業における事故には、舗道・道路からの転落、木等の高所からの転落、稲わら焼却中等の火傷などがあります。また夏場の熱中症は、舗道・道路からの転落とともに事故原因の上位にあります。

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